ねだりのナオキ

最近、やたらにＰＳＰをほしがるナオキ

ＰＳＰとは、プレイステーションポータブル　携帯ゲーム機の一種。

周囲の友達がＰＳＰで楽しんでいるので、その中に入りたくて仕方がないのであるが

現在、ＤＳを一日中遊んでいるナオキにＰＳＰなど与えたら・・と思うと

ぞっとします。

ですから、なにかイベントがあるまで、買ってあげません。


で・・・

昨夜、隣で寝ているナオキ。

相変わらずＰＳＰの事をいう。

あまりのしつこさに・・

「そっかそっか。じゃあ、パパとＰＳＰ　どっちが必要だ？」　ええ無茶な質問ですよ。わかっています。

「ＰＳＰがいい」　　すぐに答えが戻ってきました。あらら

「・・・・・・・・・そうか。　じゃあ、来月の手術で失敗して、パパが死んじゃったら、
ＰＳＰ買ってあげて　って、お母さんに言っておくからね。」

なんて、トンデモない酷な事をいうパパです。

ちなみに、手術といっても臓部の一部摘出で、成功率９８％　（でも１００人で二人は失敗という確立？）

「（万が一というより、百が２の確立で、）失敗したら、ＰＳＰ買ってもらうように言って置くから・・。
パパ、いなくなってもいいんでしょ？」

ナオキ・・・沈黙・・・。

数分後・・・擦り寄ってくる。えーい暑いわ～。

それでも、また、ぴたっと擦り寄ってきて、涙を流しながら、「死んじゃ、やだ」

そうか、そうか、うんうん。本心、うれしいぞ。

世の中、父親を殺す少年が、毎日のように新聞を賑わいでいるが、我が家では、まだ、おこりそうもない。

「でも、さぁ・・」　ナオキが呟く。

「なに？」

「ＰＳＰもほしい・・。」　　　がくっ。　　　買いませんよ！！